Ⅰ.オナクラそれは未知との遭遇

新宿歌舞伎町の歓楽街に入り無数のキャッチをくぐり抜け、住所通りの場所に来ると怪しげな事務所があった。かなり緊張したが時間もギリギリだったので2人は意を決し中へ。 受付のおっさんにプレイ希望の紙を手渡される。

1. 四つん這いになって後ろから弄られる手コキプレイ 

2. 前から見つめられながらの手コキプレイ 

3.耳元でエロいことを囁きながらの手コキプレイ


この3つから選ぶシステムだったので私はなんとなく2を選んだ。しばらくすると男にホテルへの行き方が示された紙を手渡され徒歩2分ほどのホテルへ向かった。


案内されたホテルに入ると受付の無愛想な男にホテル代の1000円を払い、21番室で嬢を待つことに。シャワーとベッドのみしかない質素な部屋だった。シャワーを浴びたあとベッドに腰掛け待っていたのだが約束の時間を10分過ぎてもまだ来ない。 友人にLINEすると彼のところにもまだ嬢は来ていなかった。 もしや詐欺られたか...? 今までの緊張が 急激に不安へと変わり私は居ても立って も居られなくなった。3000円だけだからいい社会勉強になったじゃないかと無理やり自分に言い聞か せ半ば諦めかけていたその時、扉の外から若い女の人の声が聞こえた。

「部屋番号21番でしたっけー?」とかすかに聞こえる嬢の声に私は安堵した。もうすぐ来る。 高揚感に包まれた私は胸の高まりを抑えながらノックされたドアを開き嬢を招き入れた。入ってきたのは若い大学生くらいの女性だった。店のコンセプトであろうOL姿の彼女は元気よく部屋に入 るやいなや笑顔で話しかけてきた。 そこで私は初めて顔を見た。

 ...... そこまで可愛くはない。 

2980円の顔といえば分かりやすいであろうか。しかし見れない顔 ではなく、ブスというわけでもなかった。少し期待していた自分に喝を入れ直し私は軽く挨拶をした。


「えぇーめっちゃ若いじゃんかわいぃー!」と彼女は少しテンションが上がっていた。話を聞くと客のほとんどがおっさんらしい。彼女は入店してまだ3日の新人嬢らしく普通の女の人だったので私は安心した。こういった店は初めてだという旨を伝えると嬢からお祝いの言葉をもらった。 安心感からか嬢との会話も弾み楽しいひとときを過ごす….. 

おっといけない。 もうタイマーはスタートしている。 早く抜いてもらわねば何をしにきたのか分からない。それを察したのか嬢は私に下半身を脱ぐよう催促してきた。私はおもむろに立ちあがりズボンを脱いだ。


「パンツも脱いじゃっていいですか? 今考えるとバカな質問である。 脱がなかったら逆に何をするのか。 しかしそんな私に嬢はにっこり笑って大 丈夫だよと声をかけてくれた。 ゆっくりとパンツを脱 ぐと私の息子があらわになった。まだ息子は勃っていなかった。


パンツを脱がされたものの、寒さのせいか息子はまだ萎んでいた。 普段はもっと大きいのに... 私は恥じるように下を向 き、小さくなっている息子を少し恨んだ。そんな私に構うことはなく嬢は息子を撫ではじめる。 ベッドの上に寝かされた私は下半身丸出しのまま攻撃を受けた。嬢は息子を優しくシゴきながら唾液 をとろっと垂らしだした。 良いとは言え ないビジュアルから放たれる唾液に少し戸惑いながらも、ぬるぬるになった息子を弄られているうちに心地よい感情が徐々に肉体を支配していく。悪くはない。 そう思いはじめるようになった。


しばらくシゴかれていたのだが息子は一向に硬くなっていかない。 いわゆる半勃ち状態のまま時が過ぎていった。 なにかがおかしい... 元気にならない息子に痺れを切らしたのか、嬢も次第に手の動きが荒々しくなってくる。 このままでは絶対にイクことができない。 そう確信すると同時に嬢に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになった。なんとか悪い流れを断ち切らなくてはならない。残り6...  はただ焦っていた。


「ローションとかってないですか? 起死回生の一手を投じた。もはやこれしか道は残っていない。 ただ願うしかなかった。 あってくれと。 すると願いが通じたのか、嬢はカバンからローションを取り出し私の息子に垂らしはじめたのだ。普通にローションあるんか い。 心の中で「最初から使えや」 と突っ込む自分を抑えつつ笑顔でもう一度 お願いしますと伝えた。 仕切り直してもう一度。 嬢はローションをふんだんに使い息子を弄り回した。 しかしまだ元気が出ない。事態は一変、天国から地獄に突き落とされ る。一体どうしちまったんだ!不安そして恐怖が渦巻き自分自身を責める負の感情が溢れ出る。そして脳内にある3文字の言葉がよぎった...

"" "" ""          (続)